リサイクルショップを襲う『フリマアプリ』本当の脅威はこの次にある – RE-Business

リサイクルショップを襲う『フリマアプリ』本当の脅威はこの次にある

本当は「リサイクルショップの終焉」ってタイトルにしたかったんだけどwww

かなり近いところにリサイクルショップを伸ばすために頑張ってコンサルティングやってる連中がいるのであえて、「終わるのか!?」みたいなタイトルにした。

ちなみに先に結論言っちゃうと、

リサイクルショップの時代は結構早めに終わる

ただし「ゼロ」になるかどうかは別の話だ。現状維持だとマズイ!ってはなし。

 

消費者は不満を抱えている

考える女性

リサイクルショップのビジネスモデルを超シンプルに言えば、

持ち込まれる商品を可能な限り安く買取、店頭やヤフオクで高く売る。

これを繰り返すことで利益を生み出す仕組みだ。

最近東洋経済オンラインにこんな記事が出てた▼

ここでぼくが注目したのがこの記事に寄せられているコメント欄だ。

一部を紹介すると・・・・

Screenshot 2017-05-08_14-24-58

ここにはコメントが100件以上寄せられているが、ほとんどがこうしたリサイクルショップに対する不満の声だった。そして更に注目すべきが、こうしたリサイクルショップをディスるコメントに対する「イイね」の件数があまりに多い。

上のコメントでも、イイね546件に対して良くないね11件。

 

残念ながらこれが世論だ。

 

真摯に受け止めるべきである。

ただし、全てのリサイクルショップがこうしたディスられる対象であるとは思わない。そりゃ自分が好きな価格を提示することができるメルカリと比べたら、希望価格よりも安い値段を提示されるかもしれない。

だけど、中には「高く買って高く売る」というサービスポリシーを持って、多くのお客様から信頼されている地域密着型のリサイクルショップだって存在する。

だけどその数はそれほど多くなく、どうしても「安く買って高く売る」リサイクルショップの悪評が目立ってしまっている。

 

ただしこうした世論は重要な経済指標となる。

いくら健全な買取価格を提示し続けたとしても、いくらファン客が根強くいるとしても。

世論は時代を作ってしまうので、リサイクルショップにとって厳しい経営状態が今後もますます訪れる。それは予想よりもはるかに早く、大きな打撃として。

 

メルカリが全てを奪っているのか

メルカリ.001

上は2016年3月時点に世間に発表されたメルカリのアプリダウンロード数と、月間流通額(国内のみ)の数字だ。いずれも毎日上昇していると考えられるので、あくまで指標として見るといい。

しかし、それにしてもドデカイ数字だ。もはやイメージができないくらいに。

 

さてリサイクルショップの経営を苦しめている正体は本当にメルカリなんだろうか!?

 

リアルのフリマ自体はこれまでローカルに開催されてきたわけだし、そもそもオンラインのリユース売買ならヤフオクがあったわけだ。メルカリがポッと登場したくらいで何をそんなに慌てる必要がある!?

冷静に考えてみれば、リサイクルの市場規模は1.6兆円で今も右肩上がりで伸びているようだ。

リサイクル通信さんより引用▼(ぜひ購読してね)

Screenshot 2017-05-08_15-09-09

上記は「買取」ではなく「販売」をベースにした市場規模計算。

メルカリの流通総額が年間でだいたい1,200億円だからマーケット全体の7.5%程度のシェア。確かに目立ったプラットフォームではあるけど、このまま市場全体の50%にまでシェアが急拡大するとは考えにくい。

ここはちゃんと市場調査をしないとわからないことだけど、

上の分布にある店舗販売9,763億円がメルカリを中心としたCtoCに吸い取られているのかどうか。

ここからはあくまでぼくの仮説だけど、店舗販売分の全てがメルカリに吸い取られるとは現段階では考えにくい。

 

メルカリの登場でリユースの市場規模が底上げされている事実の背景には、

  • これまでリサイクルショップに足を運んだことのない女性
  • 古着屋さん巡りが好きな若者
  • ヤフオクで収入を得ていたプチビジネス層
  • 友達から聞いてとりあえず出品してみてハマった

実はこうしたリサイクルショップの客層とはまた一味違った客層を開拓していっているのがメルカリだと感じている。もちろん中にはリサイクルショップの客層が流れているというケースはあるだろうが、比率として2,3割程度じゃなかろうか。

 

ではなぜ危機感がリサイクルショップ業界に襲いかかるのか。

 

肝心なのは、メルカリだけがCtoCのマーケットを拡大し、リサイクルショップを脅かす存在ではないということ。これから先、メルカリの成功を目の当たりにした若い起業家たちが特定のカテゴリーに特化したフリマもしくはシェアリングサービスのプラットフォームを開発してくるところにある。

まだそれほど目立ったフリマアプリは誕生していないが、粛々とそのタイミングを狙いっている。

 

続々と登場するカテゴリキラー系フリマアプリ

Hands with a gamepad

メルカリは確かにすごい存在だ。きっとこれからも流通額を伸ばしてくるだろう。

しかしご存知の方も多いかと思うが、メルカリは今たくさんの攻撃を受けている。

 

メルカリ「現金販売」で問題視される(mamasta selectさんより引用)

Screenshot 2017-05-08_15-41-07

 

 

メルカリに領収書の出品(NHK NEWS WEBさんより引用)

Screenshot 2017-05-08_15-44-18

 

何でも売れちゃうフリマアプリだからこそ、こうしたほぼ犯罪!?みたいな商品が続々と出品されてしまう。メルカリもこれの対応をすべく、人海戦術で出品商品のチェックに追われているだろう。

また、こうしたOUTな出品が続くと行政指導が入り、例えば「メルカリクレジットカード利用禁止」みたいな条件を課せられてしまう可能性だってないことない。

 

多くのビジネスが時代の流れに応じて事業形態を変化させてきた。

そして成功企業の真似をすることで、その市場規模全体を底上げしてきた日本のビジネス的歴史を振り返れば当然予測されるのが、

出品商材を特定のカテゴリーに絞った『フリマ』プラットフォームの出現

これだ。

 

出品カテゴリーを洋服だけ、家電だけ、建設工具だけ、PCだけ、楽器だけ。というのは容易に考えられる。まさにマーケットエンタープライズさんが展開してきたReRe高く売れるドットコムをCtoCにしたバージョンだ。
すでにいくつかスケールはまだ小さいながらも、こうしたカテゴリーキラー系のフリマプラットフォームは登場している。

いかがだろう!?中には「え!?そんなのあったの!?」ってサービスもあったのではないだろうか。

 

まだまだ数は少ないが、こうしたカテゴリーキラー系のフリマプラットフォームが実在する。そしてこれからも増えていくだろう。実はここがリサイクルショップにとって最も驚異的である。

彼らはこうしたプラットフォームを作るのにそんなに時間がかからない。

プラットフォーム自体はたった1日で作り上げてしまうエンジニアがいっぱい日本にはいる。大学生レベルでも、メルカリのシステムをコピーして、1日でOPENさせてしまう奴も実際に知っている。

またこうしたWebプラットフォームはお金もさほどかけずにOPENできる。だから失敗してもすぐに撤退し、次の商材へとスピーディーにシフトする。

それに比べて実店舗型のリサイクルショップは時間とリスクを大きく背負いこんでしまうため、こうしたWebプラットフォーマーに足元をすくわれてしまうのだ。

 

もしあの会社が本気でフリマ事業を始動したら!?

Young beautiful petite woman doing exercises with dumbbell in gym

別にリサイクルショップだけに危機感がある話ではなくなるんだけど、ITベンチャー系のチームが続々とカテゴリーキラー系のフリマプラットフォームを開発することだけが驚異じゃない。

考えても見れば、フリマプラットフォームをすぐにでも軌道にのせ、スケールさせることができる会社がいくつもある。

例えば、先に紹介したゴルフのフリマアプリgolfpotGridgeというメディアを運営しておりその月間利用者数はなんと25万人。さらに200万PV、Facebookイイネ数70,000という巨大なコミュニティーを持っている。

こうしたコミュニティーをもつ会社がゴルフ専用のフリマアプリを展開している。

 

つまりはすでにカテゴリーキラー化したリソースを持つ会社やチームがカテゴリーキラー系のフリマプラットフォームを構築してくる。これはポッと出のITベンチャーには到底追いつけないスピードでスケールしていく。

 

例えばアルペングループのGolf5がすでに会員化しているお客様にフリマプラットフォームを提供したら!?その勢いはgolfpotを凌ぐ可能性が考えられる。

  • Airbnbが不動産売買のフリマアプリを作ったら!?
  • ムラサキスポーツがサーフボードやスキーのフリマアプリを作ったら!?
  • Y’sRoadが自転車やウエアのフリマアプリを作ったら!?
  • YAMAHAが楽器全般のフリマアプリを作ったら!?

などなど、モンスター級のカテゴリーキラーが鋭い目でメルカリの動向を伺っているはずだ。

こうしたモンスター級のカテゴリーキラーはもちろん他にも多数存在する。当然、企業理念やら上場企業にありがちなリスク懸念などの理由からフリマのマーケットに着手しない可能性はある。

 

だけど、メーカーや巨大企業だけでなくニッチなカテゴリーに特化したメディアをもつ会社はフリマアプリを展開する可能性が十分にある。

今はまだリサイクルショップにとって驚異的な存在はメルカリだけかもしれない。

しかし来年の夏ごろまでに一気にカテゴリーキラー系のフリマプラットフォーマーは誕生し、その存在感を大きくしていくだろう。なぜそんなことが言えるか!?

そうしたフリマプラットフォームを本気で開発・拡大させている勇猛果敢な経営者を何人もこの3年間で直接見て、会って、話を聞かせてもらったからだ。


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藤本翔 | Sho Fujimoto Mobile🌏Bohemian | Artist 💻| CD | 6months Living🏡Osaka
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