「我こそは中小企業経営のプロだ!」という方は読まないでください – RE-Business

「我こそは中小企業経営のプロだ!」という方は読まないでください

日本全国に会社って約382万社あるんですよ、ご存知でしたか!?

日本の人口が今1億2,700万人くらいで、生産年齢人口比率が63%くらいなので約8,000万人。

働ける年齢の人を綺麗に382万社にハメると1社あたり20人くらいになりますね。

しかし現実はそんなはずがなく、

 

【日本で正社員が多い会社ランキング】

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(出展:東洋経済オンラインさん http://toyokeizai.net/articles/-/110609?page=2

改めて見てみると驚きですね・・・・。

1位のトヨタ自動車さんは正社員と非正社員を合計すると429,957人もの人々にご飯を食べさせている会社ということになります。

僕は関西圏の人間なので例えるならば枚方市とか尼崎市くらいの人口に匹敵しますね。

50万人を超えると政令指定都市となるので、トヨタ自動車はそのうち政令指定都市人口をたった1社で雇っちゃうモンスターカンパニーというわけですね。

 

あっ、話が大きくそれてしまいましたが、

日本には約382万社も会社があるんですが・・・・・

そのうち99.7%が中小企業です。

大手は1%にも満たないわけです。

 

もっとわかりやすくいうと、日本にはいっぱい社長がいます。会社の数だけ社長がいるとすれば382万人の社長がいます。

しかし大手の社長は1%にも満たないレアキャラなわけです。

 

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中小企業の経営は学べば何とかなる

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よくいろんなところで言われていることですが、

「大手の経営手法と中小企業の経営手法は違う」ということ。

これは言われなくても知ってるわ!!!って話なんですが、

どうもコンサルティングの現場にいると、「えっ!?それは完全に大手の戦略ですよ・・・・」ってことを気づかないうちに経営計画にカッコいいグラフとともにバババーンって記載してる社長がいる。

なぜそうなるのか!?

多分メディアや最近はやりの経営本とかが影響してると思う。

僕が定点観測する媒体は、 NewsPicksLINENewsだけ。

テレビだとガイアの夜明とカンブリア宮殿、そして愛する世界の果てまでイッテQwww

こうしたメディアに登場するのはやっぱり大手企業もしくはイケイケのベンチャー系カンパニー。

確かに「なるほどな〜すごいな〜」って共感する点は登場するものの、

今すぐうちで取り組めるような実弾的内容はほぼないに等しい。

なぜか勘違いして、「これは明日からでもうちで取り組もう!」って鼻息を荒くする社長がいる。

冷静になって、「それって中小企業の戦略ですか!?」って問うた方がいい。

中小企業の経営戦略って、基本的には弱者の戦略である。

つまり「大手は絶対にやりたがらないスモールでニッチで絞り込まれた戦略」

例えば、

・小さな規模で1位を取りに行く

・強者の戦略と差別化

・強者とは戦わず、自分よりも弱い者に勝ち続ける

・勝ちやすいように対象物を絞り込む

・強みに集中、弱みは捨て去る

・中間業者を飛ばし、ユーザーへの直販

・セールスはお客様に直接接近する

・商圏は数キロ程度に範囲を絞り込む

・過去の常識にとらわれず、イノベーション体質にする

・軽装備、見栄を張らない

・事業はあれこれ手を出さず1つに集中特化

・マメすぎるほどのアナログツールの展開

などなど、「パッ」っと見ると「ダサいな〜」って感じるかもしれないけど、事実こうした弱者の戦略を正しく選択したほうが会社の業績は上がる。

先日とある経営者の会に参加させてもらった。

そこには売上高の規模にして数百万円〜1億円くらいまでの中小企業というよりも零細企業の経営者ばかり。

しかしどの会社も業績が伸びているのか、いい雰囲気だった。

出てくる会話やプレゼンの中身もそれはそれは弱者の戦略の教科書のようで面白かった。

1つ実際に出てきた例をシェアすると、

売上高5,000万円くらいの雑貨屋さんをやってる女性社長さん。

企業して11年目だそうで、8年目くらいまでずっと売上高は3,000万円を突破したことがなかった。

「店舗数を増やさなければ、売上は伸ばせないのだろうか!?」

「店舗開発をするほどのお金に余裕はない」

そこでこの女性経営者が取った新しい弱者の戦略が、

・来店してくれるお客様に名前を聞いて、次回以降必死で名前でお呼びするようにした

・月に2回、手作りのニュースレターを作り来店してくれたお客様に配布した

・お店に来店するお客様に新商品希望のアンケートをとった

・そのアンケートから入手した新商品のニーズを実現するため、小さな雑貨メーカーと共同開発でPBブランドを立ち上げた

・仕入れ先をこれまでの60%に絞り込んだ

・LINE@で毎週月曜日に主婦向けのワークイベントを開催した

・おむつ交換の台を購入し、スペースを設けた

・陳列スペースの6%を使ってお客様専用のフリースペースを作った(ドリンクつき)

・陳列スペースの6%を使ってお試しレイアウトブースを作った

こうしたちょっと地味にも思える手法をとったこの雑貨店は、見事たった8ヶ月で月商ベースを約1.6倍にまで伸ばしたのだ。

売上が伸びた最大の理由は「客単価が上昇した」という点。

なぜ客単価が伸びたのかというと、上記に紹介した「おむつ交換」「フリースペース」「イベント開催」「お試しレイアウトブース」の設営によりお客様の滞在時間が伸びたことだった。

確かに実店舗の経営をされている場合、お客様の滞在時間を伸ばすという戦略は客単価アップに比例しやすい。

素晴らしいお話を聞けたな〜って思う。

結局のところランチェスターをもう1回勉強すること

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みなさんは「ランチェスター戦略」ってご存知ですか!?

多分「知ってる、知ってる」って方が多いと思うけど、

語れるレベルで知ってる!という方は少ないと思う。

ちなみにランチェスターの戦略とは、正式には「ランチェスターの法則」と呼ばれてて、

イギリス人のエンジニアだったフレデリック・W・ランチェスターという人が1914年に発表した銭湯の数理モデルのこと。

要するに戦争に勝つために、戦力を数値化して、敵と戦ったらどういう結果になるかを科学的に数字で表したもの。

この数字を使えば、「この相手とこうやって戦えば、結果はほぼこうなる」みたいな法則を発見した。

今ではこのランチェスターの法則を戦争から企業競争に置き換えて、弱者の戦略として経営者が好んで勉強するようになったというわけ。

ソフトバンクの孫さんも、「ランチェスター戦略」と「孫子の兵法」の大ファンで、ソフトバンクの経営はこの2つから全てを学んだ!

みたいな発言を自信が運営するソフトバンクアカデミーでしてましたね。

ぼくも10年ほど前にランチェスター戦略系の本を一気に読んで、普段の戦略設計や現場で実践的に活用し、それなりの効果は得てきた。

だけど英語の勉強と同じく、「使い続けないと忘れる」わけですよ。

学び続けないといけないんですよね。

僕の場合は、セミナーやDVD教材で勉強するよりも、移動中に本でガツガツ知識を入れるほうが向いているので、

最近はまたランチェスター戦略系の本を改めて読み漁ってます。

やっぱり一番シックリくるのは竹田陽一さんのシリーズですね、知ってる人は知ってる中小企業経営、ランチェスター戦略のカリスマコンサルタントの竹田陽一さん。

最近新しい本を出してまして、これが良かったので紹介します。

Amazonのレビューも異常なくらい高い評価がついてますよww さっすが!

小さな会社の稼ぐ技術

この本のタイトルがまさに「ランチェスター!!!」って感じでググッときますね。

この本には実際に弱者の戦略としてランチェスターを取り入れて成功した小さな会社の事例が盛りだくさんでした。

中には最初は色々と手を出しすぎて、どん底まで行ったけど、1つずつ自分のできることから実践し、

小さな成功体験を繰り返しながら起死回生を実現した大阪のお弁当屋さんのお話などがあり、リアルで面白かった。

やっぱりあれですね、

最近は本屋に行くと、シェアリングエコノミーやらIOTやらブロックチェーンやらの本がやたらとフェイスで並んでます。

こうした本って、確かに未来をワクワクするものにしてくれるし、登場する会社とか全部かっこいい!

だけど、冷静になって、

「えっ!?これうちでどうやって活かす!?」って考えると、ほぼ活かすところ皆無。

時代の流れを知り、準備する心構え!みたいなもんしか手に入れられないわけ。

もちろんそうしたジャンルを否定するわけじゃなくて、読むな!というわけでもない。

「時流を把握する」のと「実弾で使える」というのは当然別物。

日本は大手企業よりも圧倒的に中小企業の数の方が多い!!!

だからこそ、成功事例や失敗事例が探せばたくさんあるわけです。

情報を取りに行くか行かないか。ほんまただそれだけで結果は変わってくるんだと思う。


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Sho Fujimoto/藤本翔

藤本翔 | Sho Fujimoto Mobile🌏Bohemian | Artist 💻| CD | 6months Living🏡Osaka
✈︎ 2months work at 🏢Tokyo ✈︎ 4months Traveling🌏World | Love my Family💓

 

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