Zilok世界への道 – RE-Business

Zilok世界への道

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2007年フランスで生まれたシェアリングサービス『Zilok』

 

これはレジャー用品や礼服など特別なときに利用したいものを個人間でシェアする、いわばネットオークションのシェア版といえる。

 

同年にアメリカにもオープンしたが設立8年を迎えた今も登録者は伸びているもののいまだ足踏み状態が続いている。

 

世界から注目の集まるZilokが今後、より成長するためには何が必要なのか考えてみた。

 

 

 

地理上の問題

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まず挙げられる問題が地理的な問題だろう。

 

Zilokの取引は基本的に手作業で行われるため、貸す側と借りる側が直接会う必要がある。

 

つまり、商品を借りる際は貸し手と借り手の住む地域が近いことが一番の要因になる。

 

自動車に特化したシェアリングサービスを提供する「RealRiders」も同様に取引は手作業で行われるが、扱う商品が自動車に特化しているため、それほど手間には感じない様子。

 

Zilokでも自動車の取引は比較的多いようだが、Zilokで取引される商品は工具からビデオ機器、パーティー用の衣服まで多岐にわたる。

 

自動車やバイクの貸し借りであればまだしも、工具や機材などのために何キロ、何マイルも移動するのは手間に感じ、多少の配送料を支払ってでも自宅への配送を希望するユーザーも少なくないだろう。

 

一方、ユーザー間でシェアではなく販売を行うネットオークションサービス「eBay」では商品の支払いが済むと購入した商品は自宅に配送される。

 

土地が広大なアメリカとなると配送も仲介した方がシェアできる商品の幅も広がるのではないだろうか。

 

 

 

Zilok世界を普及する鍵は信頼問題

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次に考えられる問題が利用者同士の信頼問題。

Zilokはあくまで貸したい側と借りたい側をマッチングするサービスのため「借りているときに壊れた」などの事故やトラブルは自己責任である。

貸している間に壊されてしまったり、借りている間に壊してしまったりする場合のリスクを懸念するユーザーもいるだろう。

自分の家の空き部屋を他人にレンタルするサービス「Airbnb」では万が一の時を考え以下の安心の保障を提供している。

1. 保証が無料。

一定条件を満たすホストには追加のコスト負担なしで保証が付いてくる。

2. 最大一億円もの補償額。

提供している商品が物件ということも要因になるが、この額は旅行業界でも類を見ない高い水準だろう。
これらの安心保障により貸す側も借りる側も安心して利用することができているのだと考えられる。

 

 

 

 

 

いかがだっただろうか。

 

世界へ徐々に広がるフランス生まれの新しいシェアサービス「Zilok」。

 

日本への参入はまだ予定されていないが、人口密度の高い日本では成功が期待できるのではないだろうか。利用者が今以上に安心して使えるようになれば、日本で利用できるようになるのも近いのではないだろうか。

 

(ライター:鈴木亮平)